輪行袋
今年はいつになく輪行の機会が多い。だが、今までに輪行袋は買ったことがなかった。確か30年以上も前、ランドナー・丸紅山口BENIXを買ったときに付属品で付いてきたものが唯一の新品。当時、輪行するには”帆布製の袋にいれる”という規則があり今のようなナイロンやポリエステルのような軽くて丈夫な素材は一般的でなかった。厚くて重い綿帆布以外は考えられないためこのような規則になったのであろう。その大きさたるや25*15*10センチほどあって今の一般的な輪行袋の3倍以上、重さもkg単位であり隔世の感がある。その後は知人の不要となったナイロン製の輪行袋をいくつか頂いて使ってきた。しかしどれも前フォークを抜いて収納するランドナー用であった。フォークを抜かない、いまどきのスタイルではないため手間がかかり、ロード車を多用する近頃は、ハンドル・フォークは剥きだしで輪行してきた。
ミシン掛けは商売柄か苦ではないので、シート状の輪行袋?も何回か作って使っていたこともあるがどれもフォーク着脱対応のサイズであった。先月の輪行練習会で今時の輪行袋を見てなんとコンパクトで軽いことかと驚いた。大きい袋で持ち運びするのはいささか抵抗はあったが、折畳みの手間を考えると何とかしたいと思っていたので、この際大きい輪行袋を買おうかとも考えた。しかし古いものも4~5枚あってまだ使える。新たに買うには最低5000円程の出費。ここは自分の自転車にジャストフィットの軽くてコンパクトな輪行袋を作ってみようということになった。
今販売されているものでいちばん軽いものは250gほど、これを目標に材料探しから始めた。古いものをリメークしようかとも考えたが1000g近くになりそうである、軽い素材は仕入れも出来るが購入単位が1反100メートルほどだからあきらめて、市販の既成製品で使えるものを探すと、ホームセンターで売られていたママチャリカバーが見つかった。1素材は撥水加工のポリエステルタフタ、素材重量は240グラム。まあまあの目方である。
いったんミシン目を全てほぐし素材状態にした。輪行状態にした自転車に合わせて余分なところを裁断すると190グラム。これはいけそうだ。
何度か現物合わせで調整しファスナーを縫いつけて完成。重さを量ると214グラム、市販品の最軽量を下回った。あまった布で収納袋を作って計量したら225グラム。満足の結果であった。サイズはキツく絞れば50Φ*140ミリとボトルゲージに余裕で収納できるサイズだ。何しろ薄い素材であるから丈夫さは期待できないが、とにかく軽くてコンパクト。およそ半日で完成した。材料のママチャリカバーは1890円、ファスナーは有り合わせの商売物(売値で800円程度)〆て3000円以下。ミシン掛けが出来る人なら家庭用のミシンでDIY可能だ。ベルトなどは付けずファスナーの間から手を入れてフレームを持って持ち歩く。多少大きめだから、更に小さくジャストフィットにカットすれば200g以下にできそうだ、今のままならペダルさえ外さないで収納できる。とりあえずはこのまま使ってみよう。早速輪行したいところだが次はいつになることか・・・
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