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2007年11月10日 (土)

災害の備えⅡ

 だいぶ前に書いた「災害への備え」。続きを書いて置きながらアップするのを忘れていた"^_^"  ・・・

 先の中越地震では「地域の組織が上手くできている地域は、要望の内容や数も把握しやすいうえ援助の届け先もはっきりしているので支援が届くのが早かった。逆に組織の無いところは要望が上にあがらず、配分方法の確立もされていないなどが原因で支援は遅れがちで欲しいものが届きにくい状況が続いた」という経験がある。

 大災害で混乱したときは、行政もボランティアも直ちに支援することはできない。支援体制が整うまでの最低3・4日はセルフレスキューが絶対に必要であり、被災者はそれを認識していなくてはならない。地域や行政の災害備蓄は、組織に対しての支援の備えであり個人に対して直接の支援をすることはない、また災害弱者優先である。一般的普通の能力がある被災者なら公的支援を当てにする前に自らが生き延びるための食料や道具は各家庭や個人で用意しておくべきだ。

 ではセルフレスキューに必要な知識と物とは・・・

※ 先ず自分の住んでいるところで想定される災害が何であるか把握する。

 地震は発生する場所を選んでくれない、山間地や平地の高台で津波・水害を想定した準備は的ハズレである。それぞれの住む地域で地理的に予想される災害は異なりその備蓄品も異なる

 どこでも被災する可能性のある地震の場合、家が全壊し全くものを持ち出せない状況であったとしても、非常持ち出し装備があれば一日二日なら対応できる、半壊もしくは全壊でも、揺れが治まり少しの間でも家に入れるようなら、多少の物は出して使える。とっさに持ち出す非常袋の量が少なくても、他の充分な量が取り出しやすい場所保管さえしてあれば大丈夫。だが津波や水害などで避難指示が出た場合であれば流されたり水没したりしたらそれを取り戻す事ができない。そういった災害が予想される地域の場合は避難所で快適に過ごせるような装備(断熱マットや毛布、アイマスク)などが便利、だがコンロなどの必要性は薄い。水は必要量を満たす2~3日分だけで1人分が10kgにもなり一刻を争う避難の際には重過ぎて現実的ではない、とりあえずの分として0,5~1リットルがあればよい。

 支援が始まるまでを安心快適に過ごし、避難生活を苦にしないで生活するにはアウトドア経験がものを言う。そうした体験がない人にとってはどうしていいか判らないことが多い。それでは如何にすべきか? 基本的なことを含めて・・・ 

先ず、家族同士の安否確認方法をあらかじめ決めておくことは余計な心配から開放される。(あらかじめ遠くの親戚を連絡先に活用したり伝言ダイヤルなどで連絡の方法を決めておきたい) 非常持ち出し容器にいれた災害直後に必要なもの(セルフレスキューに必要な物資)は避難経路の出口付近の手に届きやすいところ(玄関の下駄箱下など)に置いておく。

   ※災害備蓄避難用品について

①:個人装備(一人当たりの量だから人数分必要)

:1人0,5~1リットル(水については後述) 食料:1~2日分(カンパン、パンの缶詰、他好みの缶詰類・飴など) 水も缶詰類も5年保存程度のものが市販されている、缶切りが不要なものを選んでおく 水や食料は充分な量でなくてもいい、短期間なら多少の我慢もできる、全くなければ本当に困るので絶対に必要。 軍手 綿製の手ぬぐいやバンダナ(使い道は数え切れない) 容量60リットル以上の厚手のポリ袋数枚(雨具、防寒、水汲み、トイレ・シート代わりなど何んにでも役立つ) 5ミリ程度の丈夫なロープ数メートル ホイッスル(笛) ポケットティッシュ・・・これぐらいの量なら2キログラム程度で収まるので小学生程度ならそれぞれが背負える重量だろう。寒冷地なら冬の災害に備え使い捨てカイロも必携。安否を確認でき怪我もなく、寒さを凌げて灯りがあれば精神的にかなり落ち着くことができる。空腹対策はその次でもいい。 

②:家族で備えるもの(一家に一式あればよい)

懐中電灯・ろうそく(太くて短い安定性のあるもの)、マッチかライター、ブルーシート:薄手の3×5メートル程度のもの キャンプ用万能ナイフ ラジオ(懐中電灯など電池を使うものは電池は外し別にしておくこと) ペンチ・プライヤー(煮焚きで熱いものをつかんだり挟んだり便利に使える) 火器:卓上ガスコンロが便利だが木炭やチャコールブリックスも便利、暖房にもなる) カッターナイフやハサミ(レトルトの開封シートや紐の切断・包丁代わりに) 万能鍋類1個(カンパンの缶などでも何とかなる) 救急薬品・常備薬・新聞紙・トイレットペーパー2~3巻(本来の使い方以外にも食器や手を拭いたり万能用途) 家族構成により紙おむつなど衛生用品  ガムテープ(これが何かと便利、場合によっては包帯代わりや焚火の焚き付けにもなる)ウエットティッシュやアルミホイル・・・ これらは密閉できるプラスチックケースやリュックサックに収めて  

これだけあれば厳寒期以外なら一日二日は生き延びることができるだろう。運よく無傷で非難できたら次第に欲が出てくる。次は快適に過ごすための備えとしての二次持ち出し装備として・・・

テント:夏のキャンプ用があれば常に使用可能な状態を保ち、取り出しやすい場所に置いておく。これから用意するなら本格的テントは不要、落ち着くまでの1週間程度ならホームセンターなどで売っている3000円以下の安いもので充分。雨漏り防止のフライシートなど問題はあるが↑のブルーシートを上にかければ保温にもなり充分使える。自立型なら避難所で役立つ場合もある、プラーバシーを保てるし手足を伸ばして休めるのでエコノミー症候群も心配ない。簡易トイレ:ダンボール製折りたたみ簡易トイレが2000円程度から市販されている、消費期限も無いので万一の場合に備え家族に1つは備えておきたい、市街地では必携の装備だ。これを使用するときの目隠しにブルーシートが役立つ。

 この程度のものがあれば最低限何とかなるが、キャンプ経験者なら他にも思いつくものがあるだろう。自分はどこに避難するのか、想像力を働かして普段から備えを考えておきたい、そのリストを作って住んでいるところに応じた備えをしたらいい。①②は玄関近くなど危難経路で常に手の届きやすいところに備えることが大事だ。テントや簡易トイレなどは一次避難が落ち着いてから戻って取り出しやすいところに置けばよい。

※水について   災害直後、特に必要なのは飲料水。1日に必要な水は、1人3リットルといわれているが、他の食事などから摂取される分を除けばその半分あればよいともいわれる。1人3リットルで3日分といえば水だけで約10リットルこれだけで重さ10㎏・・・、4人家族なら40リットル(@_@;) 数日なら多少のガマンもできるのでその半分の1人1,5リットル程度を目安に家族の分を備蓄しておくのが現実的。普段から冷蔵庫やポットに水を蓄えるのを習慣にしておけば後から戻れるなら不足分が補える

※食料について  備蓄食料というと直ぐに思いつくのは「カンパン」、保存性を考えるならベスト。水と同様に普段から缶詰やレトルト食品など保存性の高い食べ物を常に買い置きしておくといざというときに役に立つ。煮炊きに水を必要とする食品(インスタントラーメンなど)は火器も必要となるので少し落ち着いてからでないと咄嗟の場合役立たない。災害直後はあくまで直ぐに食べられるもののほうがよい。乾麺や米は煮焚きする余裕がでてからであれば有効。

※鍋は1個でもOK  たとえば「ご飯炊き」。ポリ袋炊飯という技がある。水と米をポリ袋に入れ水を入れた鍋で炊飯するのである。その時、同時にその湯の中でレトルト食品を加熱、調理後の湯でスープやインスタント味噌汁、お茶。残った湯でおしぼり、ペットボトルに詰めれば湯たんぽ・・・鍋は汚れないので洗い水は不要。工夫次第で少ない水でも充分生活できるものだ。専用の炊飯袋も売っているが厚手のポリ袋で代用もできるので平時に一度経験しておくといざというときに安心だ。

※トイレについて  都市でも田舎でもほとんどの場所で水洗トイレが普及している。地震が起きたとき断水すると真っ先にトイレが使えなくなり大変困った状況となる。排水制限が無ければ風呂水でも川の水でも汲んでくれば用を足せる。しかしそれもできない状況もある。都会の密集地で何万・何十万人が一斉に外で用足ししたら衛生面でも悲惨である。戸外で用を足すのは市街地の避難所の場合無理だ。そんな場合でも工夫ができないか?災害用のダンボール製簡易トイレなどを個人で備えて置くのがもっとも望ましい、応急措置だが短期間であれば、手シャベルとポリ袋、ポリバケツ、ダンボールやシート、ガムテープなどがあれば仮設トイレも可能だ。

※その他  普段から地域で防災意識を高めることが大事。建築・電気・水道など工事関連業者の参加や連携を進めておくといざという場合大変役に立つ。こうした業者なら、はしご・ジャッキ・バール・スコップ・のこぎりなど様々な救助に使える資材や発電機・照明・・・など技術もノウハウを持っているものである。

 それぞれ自分が生活している場所で想定される災害に応じた現実的な災害対策用品の備蓄を考えよう。 普段何も備蓄せず必要に応じていつでも買うことができる都市のコンビニ生活は便利でありがたいが、災害時に都市は地方以上に脆い。阪神大震災と中越や福岡沖玄海地震を比べ地方の農村や山間地の方が、水や食料などの条件も避難場所も比較的に恵まれていたと感じる。大きな災害が都会の密集地で起こった場合の混乱は想像に難くない。都市住民ほど備えを充分にしなくてはならない。

ちなみに我が家の災害備蓄は・・・

参考までに近いうちに写真を撮ってアップしようと思う。

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