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2008年1月10日 (木)

節季市

 今日から十日町の冬の風物詩「節季市」が始まった。出勤時、節季市の様子を見たくて、いつも通る道とは違う道を通ってみた。それぞれ9時の開店に向け準備におおわらわ。

 ・ ・ ・ 考えてみるといつの頃からこんな節季市になってしまったのだろう?。昭和40年代の中頃までは道路が除雪されることは無く、家々の屋根から降ろされた雪が二階の高さに届く小路は、普段は人ひとりがやっと歩ける雪を踏みつけた細道であった。輸送手段といえばソリか背中に背負って歩くのみ。

 市の立つ日、その道は広く平らに均され、朝早くから商う品を山ほど背負い出店準備をする近郷近在の農家の人が慌ただしく行き交っていた。品物を並べる台を雪で作り、その上に自ら作った竹細工や木工品などの生活必需品、自分の畑で採れた豆類・穀類、芋・根菜に乾物、川で捕った魚や加工食を売ったりで物々交換の場としての市であった。その規模も今とは比べ物にならないほど盛大で2~3町内にわたって店が並び、その日は現金を手にした近在の人達で食事時には飲食店は満員、町内の商店なども大いに賑わったものだった。

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 いつしか道路の除雪が進むとともに、生活必需品も新鮮な食品も市外から大量に入ってくるようになり、市もかつてのような役割が失せ、賑わいが無くなってきたが、300年以上もの間脈々と続いてきた。ざる,箕、シャモジ、まな板、セイロ、桶・こすきに蓑笠、カンジキ。藁細工・焼き枯らした寒鮒に寒バヤ、八つ目、カジカ。唐辛子屋、鍬や鎌に鉈、焼印なんて鍛冶屋の店もあったっけ。こんな品物や店が生活の変化とともになくなってしまった。昨今は市外からの露天商が幅を利かせ、昔ながらの品を扱う店は激減している。しかし今年もいつもの場所に竹細工を商う店や、別名チンコロ市の名の由来ともなっている縁起物のチンコロを売る店が出店準備をしていた。開店前からチンコロを求める客の行列が出来ていた。物々交換や必需品を買い求めるという本来の目的は失われ、観光的行事としての役割が拡大してきているが、こういった店が頑張っている限り、市はこれからもずっと続いていくだろう。

  

D1020008

 しかし、雪が全くない「節季市」は情緒がなくさびしい。豪雪の年でも消雪パイプのおかげで路面に雪は見られない。せめて市の立つ日は除雪をしないとか、雪の積もった神社の境内や広場などで開くようにすれば、雪国情緒にあふれ、観光的にもっと魅力ある行事になると思うのだが ・ ・ ・

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