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2009年2月 1日 (日)

∠270°

 エンジンを載せ替え車検も済み完全復活したキャンカーだったが、今まで忙しくて何処にも行くことができなかった。ここに来て仕事は普段のペースに落ち着き、土曜日は仕事を早く切り上げて久しぶりのお出かけ (^_^) 日本海側はsnow天気もよくないので、週末の天気がsun良さそうな近場の群馬にcherryblossom春を感じに行くことにした。とりあえずR-17で三国峠に向かい猿ヶ京でspa温泉に入り麓に下った途中の道の駅に一泊し・・・という予定で家を出たshine

 出た時はまだみぞれであったが、湯沢を過ぎ苗場あたりでようやく本格的な雪模様となる。地面が白くなり始めたが吹雪というほどでもなく、トンネルを抜ければすぐに雪も止むと考えていた。ところがトンネルを抜けて少し下ったあたりから天気が一変し完全な吹雪となった。いくつかのカーブを抜け下るにつれ次第に風雪は激しくなる一方である。行き交うクルマもほとんど無く、路面は完全にアイスバーンと化す。やがて上からの降雪と地を這う飛雪で時々視界を失うようになってきた。たまに追いつく後続車には道を譲りゆっくり慎重に下っていたのだが・・・

 とある緩やかな左カーブにさしかかったとき、突然今までとは全くスケールの違う猛烈な風が吹いた。深い谷の下から、そして渦を巻くように崖の上から。地面では雪が渦を巻き、風の方向は全く定まらない、速度は極端に落としていたがまだ停車してはいなかった。すると一瞬視界を失うほどの雪がtyphoon渦を巻き、後からの風でキャンカーがフワッと煽られたように感じたと思ったとたん、クルマの後部からゆっくり左回りに回転を始めた(>_<)。必死で当てるカウンターもブレーキのポンピングももう全く効かず完全にコントロールを失っていた、もう為す術が無い。ゆっくりとした挙動で回転しているせいか思考はいたって冷静??スローモーションを見ているようで意外に長い時間のような気がしていた。回転しつつも、「ア~~ぶつかるぅ!」このまま左の擁壁に正面から衝突し「やっと直したばかりなのに壊れるぅー」  「これで(このキャンカーも)お終いだ」といろいろなことが頭をよぎる。比較的ゆっくりしたスピンだったから、助手席の相方ともそんな会話をしていた気がする。。フロントウインドウに視界いっぱいに正面に擁壁が迫ったかと思うと更に回り続け、今度は今まで走ってきた方向が見えてくる、これで後部が道路左の擁壁にぶつかり止るかと思いきや、まだ回転は止まらない。今度は正面に崖とガードレールが見えてようやく止まった。その時始めてヒヤッとした気がする。実に∠270°、40年以上の運転人生で、競技や雪道で何度も大スピンは経験したことはあったのだが久々の超大回転 ^_^;、 それもこの図体のでかいキャンカーで!!(@_@;)。止まったはいいが、クルマは道路のど真ん中で道路を塞ぐように完全に横向きで止まっている。後続車や対向車が突っ込まないよう慌てて何度も切り替えしをしてようやく路肩に寄せ停車した。クルマから降りて損傷を見ようとも思ったが、回転が始まってから止まるまで全くといっていいほどショックが無かったし、路肩の雪にはぶつかった痕跡さえない。外はまだ相変わらずの猛吹雪、兎に角この状況から一刻も早く脱出したいと思い、窓から点検確認しただけで発車した。この間何十秒か何分っだったのだろう。その後数キロ程の道のりを下れば吹雪は嘘のようにピタリと止み風も弱まった。わずかの距離でこれほどにも違うものか (@_@)。

 一般に風速15~20m/sの風圧は20kg/㎡程度という、おまけに気温が低いほど風圧は増すといわれるから、もしそんな風が吹いていたら我が家のキャンカーはおよそ200kgをはるかに超える風圧を受けていたことになる。路面は完全にアイスバーンだったからμ(路面抵抗)は0,1かそれ以下だろう。実際の瞬間風速がどれほどだったかは想像の域を出ないが、2トンを優に超えるクルマが煽られてコントロールを失っても不思議はない。カーブの限界速度を超えるほどのスピードが出ていたわけでもない、スピンの原因はたぶん風のせいだろう。偶然が重なり不可抗力ともいえるが恐ろしいことだ。

 事故というものは偶然の積み重なりという。もし途中でコンビニにでも寄っていたらこの風に遭わなかったかもしれない。あの時ひとつ手前の信号に引っかからなかったら・・・後続のクルマが巻き込まれて玉突き事故??滑り方でガードレールを突き破れば深い谷に転落・・・ いろいろな偶然が重なりクルマも人も無傷だったのはとにかく幸運だった。ようやく麓の猿ヶ京の灯りが見えて時はホッとした。車を一回りしたがやはり全くの無傷だった。その後お目当ての温泉に浸かってゆっくりと寛いでいると、先ほど起こったことがまるで夢のようである。肝心のお出かけの楽しいことは明日続きを書こう。

 

 

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