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2009年4月22日 (水)

鍬の柄

 家庭用の管理機が普及したとはいえ、鍬やフォークは農作業の重要なアイテムだ。ところがあれもこれもしたいことがいっぱいあり過ぎる日曜百姓にとってほんのわずかな時間さえ貴重、使った道具の管理はついおろそかになりがちだ。

 我が家の農具といえばいつも使えば使いっぱなし(~_~;) 鍬やフォークや鎌など作業が終わっても洗って仕舞うなんてことはまずない。秋始末が終わるまでは、そのまま畑の隅の物陰に置きっ放し。だからいつも泥だらけで金属部には錆が出たり、木部は風化して朽ちたり・・・「腕のいい職人は道具を大事にする」といわれるが、その真逆だから腕前はたかが知れたもんだ。 さて、その鍬の柄といえば風化がひどくなるばかり。春耕が始まる前に柄を挿げ替えることにした。

Dsc01032  農具店で鍬に見合った柄を買い求めて作業開始。単純な仕事だがこれが結構手間がかかる、サンダーで目釘の頭を削って抜いたが、柄の先端の金輪が抜けない。結局古い柄を割って取ったが腐りかけの柄とはいえ芯は結構しっかりしていた。柄と繋がる部分が曲がっていたので酸素で赤め曲がりを修正したとき、微妙なひび割れを見つけた。溶接で肉盛りしようやく準備完了。柄と金輪のサイズが微妙に違うので、鍬に付けた状態のサイズを測りながら少しづつ輪に合うサイズまでカンナで削って合体。ドリルで下穴を開け、目釘を打ち無塗装の柄には亜麻仁油を塗って完成。慣れない仕事にしては上出来、力を入れても鍬と柄はがっちり合体しびくともしない、これで新品同様に生まれ変わった。さぁ明日は出勤前に農作業!そういえば歯が1本折れたフォークがあったっけ、今度はあれも修理しなきゃ。

 閑話休題・・・全く我流でやったにしては上出来だったが、プロはどんな仕事をするのか興味がありググって見たら、鍬ってやつは結構奥深い。金物で有名な三条にはいくつもの農具専門の鍛冶が数多くあり、《鍬のギャラリー》なんてものまである。普段見慣れた鍬は「魚沼鍬」というもので、全国各地それぞれ地域により千差万別、地方独自の仕様のようだ。そういえば昔はかなり小さな集落にも鍛冶屋という職業があり、器用な農家が兼業で鎌や鉈、鍬、蹄鉄などを作ったり修理していた気がする。その名残で今でも屋号だけカジヤとか鍛冶ドンとか呼ばれる家があったりするが今では大概が勤め人(^^♪ そんな村の鍛冶屋が土質や作物に合わせ使いやすいものを追求した結果、それぞれ地方独自の形になっていったのだろう。今ではホームセンターなどには海外製とおぼしき安い製品が幅を利かせ、専門店でない限り地方限定版を見かけることも少なくなった。そんな製品は修理してくれる業者すら無く、安いから使い捨て(>_<)、プロの農家は古いものでも少しくらいの修理なら自家修理しているようだ。やっぱり道具を大事にしなけりゃ腕も上がらない・・・(*^_^*)

 

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