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2010年6月11日 (金)

信濃川取水再開

Dsc01735

  昨日の午前10時、JR東日本の2箇所の信濃川発電所(十日町市・小千谷市)が1年3か月ぶりに宮中取水ダムから取水を再開し、2つの発電所の発電が再開された。今後5年間を試験放流期間とし、協定を結んだ範囲内で取水量を変えながら環境への影響を調査し将来の適正流量を検討する決めるという手法で行われる。水利権取り消し前は毎秒約317トンの取水量が許可されていた、しかしそれを超える不正取水があっての水利権を停止されたものだったが、取水再開によりとりあえずは毎秒150トンが本来の川を流れずにトンネルを通ってはるか下流の発電所に行ってしまう。取水再開前の自然流量が毎秒400tなのか300tなのか、実際の流量がどれほどか定かではないがその数値からマイナス150tという取水量、これが多いかの少ないか??実感できなかったが・・・。

 今朝早く、おはようサイクリングで信濃川に架かる十日町橋とその上流の姿橋を通ってみた。川は一昨日まで通りながら見ていた様子と明らかに違っていた。それまで川幅いっぱいに流れていた水だったが、どちらの橋でも見た目で川幅が3分の2程度細くなってた。上の画像は十日町橋の上流部だが川の中央部は中州の石が現れ、本流のところどころには白波が立ち、これまで見えなかった大きな石やコンクリートブロックが水面に顔を出している。水面に現れている部分は50~60センチはありそうだから、それが沈んで見えなかったということは水深にしてそれ以上浅くなったということだろう。この状態でも不正取水の時期より多いと喜んでいる場合ではない。本来自然に流れている流量に比べ水深は明らかに下がり、川幅も狭くなっているのだ。画像左から下の浅瀬はこれまで水が流れていたところだが、今よりわずかに水位が下がれば水は流れず、流れと隔絶した水溜りとなってしまうだろう。こうしたことが生態系に与える影響は推して知るべしである。

 クリーンなイメージの水力発電であるが、落差が取れないために、取った水を発電で使ったあとダム直下に放流する事が出来ないJR信濃川発電所。環境に与える影響と天秤にかけると水力発電は果して本当にクリーンエネルギーなのだろうか? たまに上京すると、都心の真夜中の明るさは田舎と比べ明らかに異様であり無駄と思えるほど明るい!。原発も水力発電も都会では何一つ自給出来ない。他所の環境犠牲で成り立っている人口密集地は、こうした「地方のおかげで生活が出来ている」ということに気づくべきである!!!!! 都心のJR東日本は信濃川の発電中止中に一度だって止まらなかった。水利権という特権で只で水を搾取しそれで利益を上げていた・・・これからは地域貢献をし地域と共生すると誓ったJR東日本だが、こんな事ではどうも納得がいかない。理想は全量川を流すことだが、そんなことは非現実的!。それなら、変動する取水量に応じ、発電量に見合った電気料金を地元に支払うなんてことを要求できないものだろうか。発電所は地元自治体にとっては何がしかの固定資産税収入はあろうが、あとは迷惑施設以外の何者でもない。電気料が取れないものだとしたなら、首都圏住民には環境に与える付加に対し税を課し、地方の財源にしたらいい。

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