2012年3月13日 (火)

除雪機修理

 春も3月半ばというのに、豪雪地の我が家の周辺はまだ2mを越える積雪の中。大雪のこの冬の積雪は一時3mを越えたが次第に減ってきてるとはいえ、屋根の真下はまだ5mもの雪が2階の窓の高さまで残っている。もちろん1階部分は完全に雪に埋もれているから真っ暗だ。

 先日、少し春めいた陽気となってきたのでせめて2階の窓だけでも開けようと除雪を始めたのだが、どうも除雪ロータリーの調子が悪く、投雪ロータが激しく振動しそのうち全く雪を飛ばさなくなってしまった。オーガベルトが切れたことが原因だ。昨日今日は真冬に戻ったかの様な吹雪だから、窓周りの除雪を休んでその間に壊れた除雪機を修理屋に持ち込んで直してもらおうかと思った。しかし、ベルト交換程度の修理ならDIYで出来そうだと思い、除雪機を観察したら、意外に簡単に直せそうだと判ったので自分でやってみることにした。

Photo_2  我が家の除雪機、YAMAHA  YSM555という20年も前の機種だからメーカーHPからも資料や情報が削除されている。だから自分で工夫しながらやってみるしかない。車庫に持ち込んだ除雪機をじっくり見てみると大まかにエンジンが乗った走行駆動部と投雪部の2つからなり、お互いが左右3本ずつのボルトで固定されているだけ。ところが実際は下側2本のボルトが振動で脱落し立った4本で止まっていただけだった。残っているボルトを緩めて分離したらベルトを交換できそうという推測でやってみたら、意外というか案の定というか、あっさり分離できた。「こんな簡単に外れていいの?」っていう感じ。実際の作業ではもうひとつ、投雪シューターを回転させるウォームギアを取り外すことが必要だが、これもたった一本の割りピンを抜くだけ。後は新しいオーガベルトを取り付けて元に戻すだけだから作業時間も1時間程度のはず・・・

 ところが、永年の酷使?で固定部分のフレーム鉄板にひび割れが見つかった。明日は作業再開という目算がはずれ修理は中断。今まで使っていたのだからこのまま使っても良いのだが折角分解したついでだから明日にでも溶接修理をやってしまおう。振動の原因のひとつはこれだったのかもしれない。20年も使ったとは言え年間50日の使用で一回1時間として、延べ使用1000時間程度と思われることからまだまだ働いて欲しい。メンテさえ怠らなければもう暫くは大丈夫だろう。 豪雪地では一般家庭でも除雪ロータリーは必需品。それも出来れば大小2台。広い面積や硬く締まった雪は20馬力程度の大型が必要。緩んだ高い雪の山に上がったり窓際の狭いところは小さくて軽いのも必要。だからこいつも絶対に必要。今回の費用はベルト1本2050円也 溶接作業はDIYで0円 ついでに振動で脱落したボルト2本の補充で100円。修理工場に引き取り修理納品を依頼したらいったいいくら位かかるんだろう? エンジンやキャブレターの修理だと手に負えないかもしれないが、この程度ならスパナ1丁あれば誰だって出来そう、やってみるもんだ。(*^_^*) この当時の5馬力クラスの機種はYAMAHAもHONDAも同じような構造だから多分似たような手順で走行ベルトもオーガベルトも交換できるはず、それぞれが自己責任でやってみましょう

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2012年1月24日 (火)

自転車で動画 ②テスト

 自転車にデジカメを載っけて動画を撮影するとしたら、まさか片手ハンドル運転しながらでもう片手でカメラ持って撮影するわけにはいくまい。超小型カメラならヘルメットに取り付けるという手もある。だがヘルメットに固定して撮った映像を見ると、あっちこっちキョロキョロ、坂道で喘いでいる時などカメラと頭の動きと一緒だからその映像も激しく動いて、テレビを見ていて酔ってしまいそう。それでは自転車に直接固定したらどうか・・・まず一番心配なのはその振動。デジカメは精密機器だからサスペンション機能がない自転車の振動の影響が心配、ましてタイヤが細くて硬いロードタイプの自転車の場合、地面からの振動が激しく、長時間カメラが耐えられるかどうか判らない。この点を知りたくていろいろググって、チャリ動画をいろいろ見たが使ったカメラまで判るものは何もない。こうなったら自分で検証するしかない (~_~;)。

 とりあえず手持ちのミニ三脚にデジカメを取り付け、ママチャリのハンドルに三脚を粘着テープで簡単に固定し、近所を走って撮影してみた。再生してみると、とにかく微振動でカメラがブガタガタ小刻みに振動し、その映像はブレっぱなしで見るに堪えない映像であった。原因は使ったカメラ自体が160gほどあることが原因のようだ。軽ければ振動も受けにくいだろうと、試し以前使っていた100gほどのデジカメに載せ替えて撮影したら、振がは160gのカメラよりかなり少ない。だったら軽いほうのカメラを載せたら良いと思うが、こちらのデジカメは古いものだから電池の持ちが極端に短くなっている。そのうえ画像サイズが640×480と小さいから使う気が起きない。そこで重いカメラの取り付け方法をいろいろ試してみることにした。

 まずはカメラとハンドルの位置を出来るだけ近づけ重心を低くし、ハンドルステムとの固定は以前にも増してガッチリして撮影してみた。すると前より随分マシな映像が撮れるようになった。こうして撮った映像がこれだ 画面下にチラチラ見えるのはママチャリの前カゴに付いているカバー(^^ゞ 重心を下げるためカメラ位置を下げたので余計なものが映ってしまった。

映像はまぁまぁだが音声はNG。風切り音は「ゴーゴー」、それに混じって何か「カシャカシャ」と小さい音が連続して聞こえる。カメラを外して振ってみたら、レンズカバーのシャッターに遊びがあってそれが出す音だと判った。こればっかりはカメラの構造だからどうすることも出来ない。音さえOFFにしたら映像そのものは充分満足できる範囲。 さて、あとは粘着テープを使った間に合わせの固定方法ではなく カンタンに着脱できる方法を考えるだけ。どうやったらいいかは試行錯誤あるのみ。

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2011年9月13日 (火)

ゴリラ/インダッシュ風取り付け:partⅡ

 先日のインダッシュ風partⅠに続くpartⅡ。最初はカーナビの電源コードをダッシュボードに内蔵するなんてダッシュパネルを外さなきゃ絶対できないから、これから先はプロに任せようと考えていた。しかし、便利な時代になったもので、知りたいことはネットで調べれば何だって書いてある。ワゴンR系のダッシュパネル脱着方法も図解でいろいろ出ている。そしてあるサイトを見ていたら意外に簡単に外れそうな気がしてきた。これで全部自分でやることにようやく踏ん切りをつけることが出来た、もうここまでやったらトコトンやるしかない。

 先ずゴリラの電源コードをシガープラグを使わずに電源と直結する方法・・・。最初は適当な位置で電源コードをチョン切って電源につなげば良いという安易な方法で考えていた。ダッシュボードの外し方も判ってなんとか外せそうだからコードも隠蔽出来るだろう。ところがここで難問発生。よく調べたら、ゴリラの電源は5v、これを12vの回路にそのまま直結したらヤバイことになっていかも?・・・。大きいシガープラグの中には電圧変換の回路が仕込んであった。電気知識に乏しいオイラにとって、これを高等な技術でクリアするなんて芸当は到底できない(T_T)。

  思案の末、本来のコードは切らずにシガーソケットの接点にコードをハンダ付けして電源に繋ぐのが最も簡単な方法だということに気がついた。こうすればソケット内蔵の電圧変換回路を生かすことで12vを5vに変換する回路を考えないで済む。新たに短いコードを用意しハンダゴテでシガープラグの接点につなぐだけだから簡単な作業だった。接点にハンダゴテで線をつないで露出している部分は絶縁ビニールテープで巻いて置こうかと思った。しかし、長い年月の間に見えないところで粘着力がなくなって剥がれショートでもしたらヤバイし、見えない部分だがビニールテープで巻いただけでは素人っぽくて見栄えも悪い。そこで適当なものを探しに近所のホームセンターへ。 

Image2639Image2640 電材コーナーを探していたら良いものが見つかった、ワニ口クリップカバーという。これがシガーソケットの差し込み部分にジャストフィット。かなり力を入れないとはめられないほどキッチリサイズだから簡単には抜けない、コードが出てくるところも密閉できる。コードを抜き出して差し込んでみたら見た目もスッキリ!でもどうせ見えなくなるところだがやはり見えないところにも拘りたい。これで終わりと仮に電源につないでみたが・・・???ハテ?電源がハ・イ・ラ・ナ・イ??? 何でだろ? 電源コードをいじくり回しているうちに断線でもしたんだろうか心配になり、テスターを引っ張り出して点検したが、コードも電源も異常なし??困り果ててしまいここで一日休憩。翌日改めて色々調べたら、な、何とシガーソケットに接するマイナス側接点は片方だけマイナスに接続し、もう一方はダミーであった。このダミーに接続たのでは電源が入らないはずだ。気を取り直して反対側の接点にハンダ付けをやり直したら、今度はバッチリうまくいった。

 さて、次はダッシュパネルの脱着。ネットで調べたことなど参考にネジを何本か外した後は隙間にマイナスドライバーのようなものを差し込んで下側から順次こじ開けて行くのだが・・・ 養生テープを貼ってやれば傷が付かないことは百も承知だが、面倒くさいのでそのまま養生無しで無理やりコジッて外したら案の定表面に少しだけ傷が付いてしまった。工賃惜しさにやったことだし自分のクルマだし、自業自得だから文句は言えない。あとは外れたダッシュパネルの裏側にコードを適当に通し、1DINボックスの繋ぎ目の一部を削った隙間から電源プラグを引っ張り出した。電源コードのプラス側はコードシガーソケット裏側のACC回路に配線コネクタを使って繋ぎ、マイナス側は灰皿を固定しているネジに噛ませ電源接続はおわり、全て正常に動作することを確認。余った長い電源コードは畳んで束ね見えないところに固定。ダッシュパネルをもとに戻したらポータブル形ナビのインダッシュ風取り付けは全て完成。電源コードが見える部分はナビ本体から出ている3センチほどだけである。しかし、あくまでも内蔵風なのでナビ本体はリリースボタンを解除するだけで直ぐ外れる、残るものは全てダッシュパネルに内蔵されているので見えるのは電源コード先端から3センチ程だけである。

Image2883  パーキング解除は定番中の定番、2.5㎜のなべネジを13㎜にカットして解除コードを差し込むソケットに挿し込むだけ。最初一発で解除が出来なかったがよく見れば1㎜ほど差し込みが足りなかっただけであった。ネジ頭までキチンと挿し込めば簡単に解除できる。ついでだが、ネジ頭が光っていてなんとなく目につくので、もう一度抜き頭をつや消しブラックでスプレー塗装。今度は全く目につかない。最初はダッシュパネルを外す方法が判らないのでデーラーに依頼しようと思ったのだが、ネットで調べたら意外に簡単に外し方が判った。それでもパネルを傷付けたり割ったりしないか心配でなかなか作業に取りかかれなかったが、案ずるより産むが易しであった。

 欲は次第に湧いて出てくるもので、ハザードスイッチの上の部分にベースのアタッチメントが当たってナビ本体が手前に出ているのが気に食わない。今の方法でこれをクリアするには全体を上に上げるしかない。そうすると下に飛び出た部分が邪魔をして画面が上がりすぎる。やっぱりナビ本体裏の溝に合わせたアタッチメントから自作するしかないのかなぁ。とりあえず次の仕事はワンセグシールアンテナやVICSアンテナをつけてコードを内蔵することが先。ワンセグアンテナもできれば自分で作ってみたい。これも自作した人がいるというから世の中すごい人がいるもんだ。やりたいことは次から次できりがない。(^^ゞ

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2011年9月11日 (日)

ゴリラ/インダッシュ風取り付け:partⅠ

 愛車のカーナビが古くなったので新しいものに入れ替えることにした。今まではダッシュボード中央上の目立つ場所に基台を貼付けそれにセットして使っていた。しかし運転中の振動でブレるし、配線が剥き出しでカッコ悪いから、必要な時だけ付けて普段は外していた。今度新たにつけるならインダッシュのスッキリしたものにしたかったが当然安くはない (T_T) 純正インダッシュもポータブル社外品もナビ性能にほとんど差はない。オーディオやDVDなどビジュアルなどの+αの機能なんて必要としない、ナビ自体の性能が良ければそれでよかった。ポータブル型は価格は圧倒的に安価だし、Image2881_2むしろポータブルメモリーナビの方が価格や機能の面で選択肢が広いので好みにあったものが選べる点がよい。というわけでサンヨー。ゴリラワイド7インチをチョイス。後は如何にダッシュボードの見やすい場所にスッキリ収め、インダッシュに見紛うように付けられるかどうかという一点を工夫するだけ。コード類は一切表に出さず、吸盤や接着の基台は使わないようにしたい。しかし現実はポータブルといえば基台が目立つ、コード類も電源やパーキング解除コード・GPSアンテナコード・VICSアンテナコードなどゴチャゴチャ邪魔物ものが多く露出し全く見栄えが悪い。発泡ウレタンを原寸大に切り出して現車にあてがいながら試行錯誤し、何とかインダッシュ風な取り付け方ができないかと思案すること半年・・・ようやく朧気ながら取り付け方法が見えてきた。

 今回俎上に乗るのはシボレーMW+ゴリラNV-SD741DT。このゴリラはMWのダッシュボード中央上の空いた1DINボックスのスペースに視界を遮るほど高くない位置ぴったり収まる。下側の2DINボックスのオーディオを上に移動して、空いた2DINにナビを収めようかとも考えたが、この場所は下過ぎて視線移動距離が長く見難いので、取り付け位置は上の1DINスペースで決まり!。最初はナビ本体裏側の基台取り付け溝に合う取り付けアタッチメントから自作しようと思った。しかし自作アタッチメントで自由な角度調整をするためには、複雑な構造を作らねばならず諦めた。

Image2592Image2593   そこで角度調整は同梱付属品基台のボールジョイントをそのまま利用することにして、モニターの上下移動や前後の調整は他の方法で考えることにする。早速ナビ基台を分解してみるとおあつらえ向きなことに角度調整のボールジョイントはボール部分ととステー部分が分離できる構造であることが判った。つまり、基台の部分のボールまで生かし、ボールに差しこんであるステー以後を自作し、そのステーを車体(ダッシュボードのどこか)に目立たぬように固定すればいいのである。ここまで構想がまとまれば後は行動開始のみ。

Image2595Image2596  集めた材料は基台部分となるハガキ大の2㎜程の鉄板と8×30㎜のボルトナット8φの鉄筋切れ端5~6㎝、ワッシャかそれに代わるもの1枚、あとは鉄板基台を1DINボックスに貼り付けるベルクロテープと黒いスプレー塗料。鉄板の適当な位置にボルトを溶接して目立たない黒にスプレー塗装。8φの鉄棒の一端を1センチほどヤスリ掛けし六角形にする。これは見た目で適当な六角にした後はジョイントボールの六角穴に現物合わせで削り出しキッチリ嵌りさえすれば多少はどんな6角でも構わないから簡単だった。削った部分の先端のセンターにポンチを打って3㎜のネジ穴を立てて出来上がり。

Image2869Image2599  もう一方の側には前に作っておいた基盤の8㎜のネジに合ったワッシャを溶接し出来上がりだ。純正アタッチメントのボールを6角に削った丸棒を差しこみ。ネジで固定。もう一方のワッシャは8㎜のボルトにナットで固定。ナットの位置を上下したら基台アタッチメントも上下するからナビ本体が上下に動くという仕掛けだ。前後左右の調整はベルクロの位置を貼り直して調整すれば良い。当然のことながらゴリラ本来の基台ボールジョイントが生きているから上下左右の角度調整や回転ができる。

 MWは基本的にはワゴンR と同じであるが、今回は1DINボックスをそのまま使ったので、同じようにベース鉄板にベルクロを貼って1DINボックスに固定するという方法は、どんな車種でも応用が効く。、またゴリラシリーズの同じ基台を使う製品なら、アタッチメント部分のみ利用して自作するこの取り付け方法はいろいろ応用できるだろう。

Cimg2598  完成後はとりあえず電源コードを露出のままでセットしてみた。数日の間運転しながら振動によるブレを確かめたがブレは多少あるものの満足できるレベルだ。より完璧にブレを無くすためダッシュボードとナビの間に何か挟めば解消しそうなので、我が家にある適当な材料を物色した。お誂え向きなものを発見!! もう使わなくなったインパクトドライバーのケースの中にあった発泡ウレタンのパッキン。色は内装に似たグレーっぽい色で大きさも硬さも全てを満たしている。早速これを挟んで運転してみたらブレは完璧に解消した。

Image2864Image2597   ダッシュボード上で露出しているコードは、トリムのつなぎ目に沿ってコードを這わせ小さいコードステッカーで止めようとしたが、小さいとはいえ接着部分が大きくて意外に目立つ、色も内装と同じものが無いため他の目立たない方法を考えた。ダッシュボードトリムにはつなぎ目があるから、要するにそのつなぎ目の隙間を利用してコードを止めればいいわけだからと・・・ ゴミ箱から適当なアルミ缶を拾ってきて目立たない色の部分を幅5~6㎜×長さ3cm位に何枚か切り、コードを挟んで2つ折り、2枚になっているところを更に折り返して厚みを作り、折り返した部分が隙間に引っかかるようにして抜けにくくしたものを、トリムの継ぎ目にキチンと挿し込むだけ。こうすれば見えるのはコードがトリムの継ぎ目に沿って這うだけだから、コードステッカーを使った場合に比べ、全く目立たずコードが固定できる(車種によって異なる)。こうしてまた数日間使ってみた。しかし、コードは目立たないが所詮露出配線だし、シガーライターに挿し込む大きな電源プラグ部分も気になってくる。ここまでやったのだから後はもうコードを内蔵し電源もACC回路直結にするしか無い。それについてはまた次回・・・

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2011年9月 7日 (水)

破れた団扇・・・

 何年も前のイベントでもらった安っぽいプラ骨の広告団扇、クルマに常備というより忘れられて置きっぱなし^^;  破れてみすぼらしくなってサンバイザーの裏に挟まっていた。もう夏も終わりだからこの際捨てちゃおうと思ったが、「気に入ったデザインの紙で貼り直せたらいいかな、」と思いついて早速リサイクルしてみることにした。半分破れ剥がれていたから、バケツの水に浸けて置いたら、いとも簡単に剥がれて骨ばかりになった。ネットで検索すると団扇用のデザインテンプレートがいくつもヒットした。しかし、どれも幼稚な絵柄だったり、ケバいデザインで気に入ったものがなかなかない。あれこれ考えて朝顔や桔梗などの花柄や夏の風情の和風が涼しそうなので、好みのデザインを探したがなかなか気に入ったものが見つからない。どうせ手慰みの工作だから何でもいいかと思って、水に因んだカエルでもプリントしようと探していたら北斎の鳥獣戯画にたどり着いた。どれもモノクロで涼しさに欠けている。その中に1枚を試しに普通紙にプリントしてみたがどうもパッとしない。そこで同じ北斎の富嶽三十六景から一枚拝借。普通紙にプリントしてみたらなかなかのものである。しかし、どうも質感がイマイチ。多分紙質が原因だろうと今度は有り合わせの和紙(単なる安っぽい障子紙)にプリントしてみた。すると、同じ絵でもなんとなく渋さが漂い和風チックで落ち着いて見える。もう片面は北斎怒涛図女浪で決まり。普通サイズの団扇ならA-4全面プリントが片面ぴったりサイズだ。両面揃ったところで骨に貼り付ける段取り。しかし、ここで問題が・・・ 

Cimg2672  我が家のプリンターは格安社外品の連続供給インクを使っている。これは安いのだけが取り柄だから、時間と共に意外に早く変色してしまうのが難点。そして水性だから同じ水性の糊を全面に塗るとインクが滲んで散ってしまう。 思い出したのが、イベントで使い残したスプレー糊。これなら接着力が強く、プラスチックの骨にだってしっかりくっ付くし、インクが滲んでしまう心配も要らない。表裏の紙の裏に軽くスプレーして位置を合わせて貼ればOK、あとはカッターナイフで骨の外縁から2~3㎜入ったところで余分を切り取れば出来上がり。プリントからたった10分の工作。北斎さんの力による所が大きいが出来栄えも見栄えもVERY GOOD。いただき物のテカテカした安っぽさが消えて純和風、プラ骨だって全然違和感がない。こんなに手早く簡単にできるなら、家に何枚もあるもらい物の団扇をみんな貼り直してしまおうか。色あせが早いと云ったって1年位はは持つだろう。そう云えば家のどこかに素敵な手漉き和紙があったような気がする。ダメになったらまた気に入った絵をプリントして貼り替えればいい。でも外にはもう秋風が・・・ (^^ゞ

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2011年6月27日 (月)

ハギレで

Dsc02015  先日、仕事でお客様から依頼が・・・、コーベル型オーニング(可動式日除け)2台を張替えて欲しいと。実に20年近くも愛用していただいたもので、日除け布表面はもうすっかり苔生していましたが、骨組みはもちろん、布自体も洗濯したらまだまだ何年でも使えそうなくらいしっかりしていました。まぁ商売という観点でみたら洗濯を薦めるよりここらで張替えでもしていただかないと会社が成り立ちませんが、よくここまで永年もったものです・・・(~_~;) オーニング本場のヨーロッパの日除け素材は当時から良いものが出ていました、最近は国産でも良い素材が数多く出回っていますが、耐久性のある良い製品はそれなりにお高い。ちなみに今回使ったモノは普通素材の3倍ほどで、120センチ幅1メートル当りの単価が9000円という高級品。 高いものですから少しの無駄も出せませんが、大面積の仕事となると、サイズによって原反幅や縫製の都合でどうしても端材が発生することは仕方がありません。で・・・張替えと取り付けは無事終了、ここまでは仕事・・・。

 そしてここから久々の裁縫の「つくろネタ」。今回は↑の仕事で出た120×20センチという短い端材5枚が材料。通常なら捨ててしまうもの。しかし、裏面を樹脂加工した完全防水素材、5枚合わせればおよそ1メートル四方、ということは・・・9000円をむざむざ捨ててしまう(>_<) そんなことを考えてたら持病の「もったいない病」が発症。とりあえず短いものを全部接ぎ合わせて広い一枚布に加工。これには高周波ウエルダーという機械を使います。布素材でも間に樹脂テープを挟むことで熔かして接合でき継ぎ目は完全防水。今回の素材は黒地にグレーと白の細いピンストライプですから柄合せにとても手間がかかるし、継はぎだらけではとても商品にはできませんが、自分で使う程度なら見た目には多少目をつぶり、手間は無視したB級素材に変身。さぁこれを何にしようか・・・ 

Dsc02030  そうだ!!トートバッグをつくろう!トートバッグはこれまで私用に何度か作ったこともある。さしあたって必要ではないけど、この生地を使って作るものといっても他に思い当たるものがないし・・・ という安易な発想 (*^_^*)。 まぁいくつあっても困るものでもないから、というわけで製作開始。細いストライプ柄を生かし、本体とマチ、手提げ部分はそれぞれ柄の方向を変えることで単調な印象にならないように考えて生地を裁断。はぎ合わせの部分や全体の柄が対称均等になるようにした。柄の向きを変えたり縞の位置を調整しながら裁断すると捨てるところも多くなる、。バッグの大きさは型紙も作らずあくまで目分量でいい加減。最初に適当に裁断して大きさを見たら案外大きくて、少し切り落として小さくしてまた生地をだいぶ無駄にしてしまった。でもその無駄はバッグの上の縁の縫いつけアクセントに。更に残った小さい生地で外側にサイドポケットを作る。こうして無駄になりそうなところも再利用。手順を踏まず工程が前後して縫い難かったり縫い直しがあったりと時間もかかった。縫い物を趣味とする女性達から見れば簡単なモノだろうが、普段何メートル・何十㎡という単位の仕事をしている身には、こうした細かい縫製はどちらかというと全く畑違い。

Image1 本体の形が一応出来た時点でこれまた思いつきで内側に別の布で袋を縫い付けて2重構造とし、縫い目が見えないようにすることにした。これまた取って置いた端材の生成り地を使用。内外がずれないようマチ針代わりにホチキスで仮止めしながら何とか縫い終わった。これが仕事だったら絶対断りたいくらいに手間をかけてしまった、巷に溢れる格安衣料品、ユニク●、しまむ●では複雑で手の込んだ製品をどうしてあんなに安く売れるのか全く不思議である。縫う側から見たら正当な工賃をいただいていないのではないかと心配になってくる。もったいないもったいないで捨てずに取って置く端材は、大概は一定期間保存した後まとめて廃棄してしまうが、今回は捨てずに使い切った。余り物でも何か出来るものだが、手間ヒマを考えるととても商売にはならない(*^_^*)

Image2_2

 ここまでやったらとことん!という悪ノリで、手順が前後したが内ポケットも付けよう。袋の縫い目を隠すという方法が判らず、ググルとありました。「縫い目を隠した袋の作り方」 やっぱり餅屋は餅屋! しかし、物体をを平面でしか捕らえられない貧弱な2次元脳ミソでは画像を見てもさっぱり理解不能(>_<) 紙でモデルを作ってあれこれ思考。裏返す袋を間違えるとベルクロが内外逆になるというところは想像すらできない展開で、何度もやってようやく理解(~_~;)。分厚くなったバッグの口元に縫い付けましたが、こんなとき極太針に極太糸の付いた工業用ミシンが実力発揮!難なく縫ってしまいます。 やはり思いつきのため手順が前後してしまうが最後にトートバッグ表面のワンポイントとしてロゴを作ります。本来なら刺繍とかプリントで行うのでしょうが、。そこはシート屋の端くれ!テント用の粘着シートをプロッタで切り出して貼り付けます。モノが小さいだけにしっかり張り付くか多少心配なところもあるが、まぁお遊びということで・・・ 縫ってはほどいて、縫ってはほどいての繰り返し。やはり手順をしっかり頭に入れておかないとこういう細い仕事は上手くいきません。畑違いの仕事とはいえまだまだ修行が足りませんなぁ^_^; 、こうしてどうやら出来あがったトートバッグがこれ!遠目にはそれなりに見えるが・・・やはりよくみれば素人っぽい出来映え (^^ゞ。デザイン的にも野暮ったく、センスのなさを露呈してます。かくして悪戦苦闘というより楽しい内職はオシマイ。仕事の合間に作ったものだがこれも勉強!!。捨てられる廃材で作ってみたものの果たしてこれを使うことなんてあるかどうか・・・?? カァチャ~ン!野暮ったくても使ってちょうだいませませ!!(~_~;) 

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2011年6月11日 (土)

MV1 街乗り専用カスタマイズⅡ

Dsc02024Dsc02023  街乗り専用プチ個性化第2弾!、続いては夜のシティライドに備えた装備。カゴに改造資金をつぎ込んだため、前照灯はHCで買った安物LEDライト980円也、値段の割には結構明るい ついでに小さいチンカンベルも追加。リア反射鏡の取り付け場所はありきたりのシートスティからシートポストへ移動。リフレクタの取り付けステーは黒くて面積が大きく見た目が重苦しいので取り去り、反射鏡部分のみ裏側を適当にヤスリで削り、シートポストのクイッククランプの隙間に差し込み共締めとする。これで多少スッキリ感が増した気が・・・。リフレクタだけでは後ろの安全は心もとないので、赤色LED点滅ライトを付加。 これも経費節減のためブランド品のCAT-EYEは諦め、例によって100均!! たった100円とはいっても単4電池2本使用で5LED、点灯・点滅は7パターンで小型軽量の本家猫目にも劣らないスグレモノ!他の自転車でも何個か使ってるがこれまで故障知らずの信頼性! ただ本体が値段以上にしっかり出来てるにもかかわらず、取り付けステーが如何にも弱弱しくチャチで安っぽい(~_~;) まぁここら辺りが100均らしいところでしょうか。 しかし、取り付け場所に合せたそれなりの改造を施せばCAT-EYEを越えないまでも「猫目代用」には充分なりますから・・・ 改造品の取り付け位置は、シートポストに付けることも考えたのだが、出来るだけサドルに近いほうがサドルと一体化して見えるようサドル直下。

Dsc01992

Dsc01987_2  先ず本体の蓋を開け(画像左)LEDライト部分の矢印ネジを2本を外す。それにしてもライトの回路基盤はたったこれだけ ライト上の小さいネジは既存のステーを支える小ネジですから外します。画像右のように、フラッシュライト背面の凹凸はヤスリで削り平らにしてアルミステーが密着するようあらかじめ平らにしておく。3t×25ミリのフラットバーを折り曲げ、現物合せで長さを決めカットしたものを作って矢印部分に穴を開け、それにあわせフラッシュライトにも矢印穴を開け適当なネジで固定し取り付けステーとする。LEDライト部を元の位置に戻します、この100均フラッシュライトの場合、ステーを固定するため新たに付けたネジ頭は裏蓋内側とラ基盤の間に空間があるため干渉することはないのでカンタン。これらを全て組み立てる。何のことはない、電池を入れて蓋をパチンと戻すだけ(*^_^*)

Dsc02022_2Dsc02021_3  MV1への取り付けは、サドルの下面にあるサドルの前後や角度を調整するネジを一本アーレンキで緩め、僅かな隙間にフラッシュライトに付けたアルミステーのU字切り込みを差し込んで共締めするだけ。この時、隙間のサイズに合わせステーの幅や厚みを若干調整しないとサドルがしっかり固定できない。厚過ぎるとサドルがグラグラ、薄くしすぎるとフラッシュライトがグラグラ。サドルクランプの隙間寸法より気持ち厚目にステーを削って締め込めば、アルミは軟らかくて喰い込むのでガッチリ固定される。製作は寸法など最初から決めず、アルミフラットバーは長めのものを折り曲げ、フラッシュライトやサドルにあてがいながら角度や長さを決めていくという、いつものようないい加減な現物合せ作業でした・・・(*^_^*)  ここまで終わった時点で当座の軍資金が尽きてしまったので資金調達まで少しの間お休み(*^_^*)  次の計画はサドルとハンドルグリップの交換!ペダルもアウターワイヤも替えたいし・・・。それまでの間はどんなカラーコーディネートにするかイメージを膨らませ夢を見ていましょう。中古車体価格に見合ったケチケチ改造は続きます・・・

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2011年6月10日 (金)

MV1、街乗り専用カスタマイズⅠ

 先日オークションで落札したMV1。タイヤやブレーキ系統の整備だけは終わった。本当は回転摺動部をバラしグリスアップなどやりたいのだが、何せ早く乗りたいという気持ちが先に立ちとりあえずそんな作業は後回し ^_^;  それで次の段階へ・・・。街乗り専用プチ個性化第1弾!、先ずはハンドル周りの改造、買い物カゴはシティライドの必須アイテム。ルイガノ純正の前カゴは専用部品だけに取り付けもボルトオンでカンタン!しかし、そのカゴは見てくれは天然素材風だが実は樹脂のイミテーション。確かにプラスチック製のカゴは濡れても平気だし形が崩れたりすることもない。汚れたらゴシゴシ水洗いだって出来るが、どうしても天然素材へのこだわりを捨てられない。以前乗っていた自転車にはアケビのつるで編んだカゴをつけていた。これが雰囲気的にえらく気に入っていたので、もう一度それに近いものを取り付けようと考えていたのだが・・・ 30年も前と違って今は手作り製品が高騰  (>_<) なかなか気に入った形のものが見つからず、オーダー品は何と「諭吉様×2~3人」もするではないか。これほどお高いとMV1本体の購入価格に釣り合わないし財布の中にも不在。以前長野県の山奥のみやげ物店で買った当時は確かその5分の1程度の値段だったような気がする。

Cre91010001_main  いろいろ調べた結果、フィリピン製のアラログという素材にたどり着いた。アラログとはいわゆる籐 なのだが、素材を漂白せず籐の皮が少し残ったいかにも天然!という感じの希少品で水濡れにも強いらしい。お値段も一葉&英世各1名、それでもお高い買い物だった、だが汎用品だからMV1にジャストフィットする気に入った取り付け方をするにはそれなりの工作が必要。購入したカゴは3本の革ベルトでそれぞれをハンドルバーやヘッドチューブに固定するようになっているが、この方法ではがっちり固定することができず、第一ブレーキなどのワイヤー類に干渉し無理がかかってしまう。オリジナルのフロントキャリアに載せてもみたが、純正品と形が違うので位置や角度がイマイチしっくりしない。そこでバスケット固定用のキャリアを自作することにした。

Dsc02002

Dsc02004 先ずはHCで大型のT字補強金具を購入し、角度や突き出しを考えて折り曲げ(画像左側の印部分)、適当な丸鋼を溶接しオリジナルキャリアの代わりに取り付けてみた。かなり考えて作ったつもりだったがバスケットを載っけてみたらカゴの底面が水平にならずカゴ上部の縁がワイヤーに干渉しイマイチ (*_*;  修正を試みたがいくら頑張っても今の方法では無理だというのが判ったorz。 気を取り直し再度一から作り直した結果が画像右。今度は位置角度ともバッチリ決まった!遠目にはDIY製とは思えない出来映えで自画自賛 

 続いて如何にもATB風で広めのハンドルの両端をそれぞれ25ミリづつカットし、ハンドルの幅を狭くした。こうすることで見た目、スマート感が増したように見えるのは個人の感じ方の問題? まぁ興味のない人には判らないでしょうが、およそ1週間をかけて拘った改造第一弾終了の結果がこれです! 「えっ!何処がどう違う??普通のママチャリじゃん!」って声もありましょうが、大げさに言ったら世界にひとつだけのこだわりの1台!誰も判ってくれない自己満足の世界です(*^_^*) 

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2011年6月 2日 (木)

MV1 発進準備

 先日、我が家の17台目の自転車としてやってきた09年式ライトブルーのルイガノLGS-MV1は、オークションで落札したものだった。「タイヤは要交換、後輪パンク以外調整済み!」というふれ込みだった。確かに車体のサビや傷はほとんどなく、そこそこ綺麗で良いものだった、そして案の定タイヤは前後とも劣化しボロボロ しかしその劣化の程度が「よくぞこれほど・・・」というくらい酷いのだ。サイドウォールのゴムに触ると粉末状となって剥げ落ち、コードがレース状に露出、コードが切れたところからチューブがはみ出しているという代物である。ルイガノといえばカナダブランドだが、製造は確か台湾か香港。MV1程度の廉価品は多分香港made、香港といえばあの品質?で名高い中国製??。コンポーネントこそシマノ製であるが、他の部品はいったい何処のものか分かりゃしない。製造年からして最長でもまだ2年半から3年程度の自転車である。保管の状態にもよるがいくらなんでもこれは酷い、これはもうタイヤの品質の問題だ!。また後輪のパンクに至っては22インチというサイズ違いのチューブを無理やり押し込み余った部分を紐で縛って周長を合わせていたという恐ろしい方法。とりあえずの試乗さえ全く出来るものではなかった。 他には「後輪パンク以外調整済み!」といううたい文句。まぁ自転車に乗ることを趣味としている人から見たらこの「調整済み」は満足な調整とは程遠いものだ。一般人が通勤や買い物に使う乗る程度の自転車に対する感覚であったら気がつかないレベルのものだが、マニアから見れば出品者の知識と感覚はいわゆる一般人である・・・この辺りがオークションのおもしろさというか恐ろしさか。 

 タイヤに関しては落札前から交換を考えていたから想定内の事として、Panaracer(パセラコンパクト)の20x1.50 アメクロをチョイス、チューブともに直ぐに交換した。好みの問題のあろうが、小径車に限らず少し太めのタイヤに関して云えばサイドウォールはアメクロが好きでどの自転車もこれを選んでしまう。耐久性・耐光性からみたらアメクロは確かに弱い気がするが、太くて真っ黒だと見た目が重く感じるのが嫌いだから・・・。

 タイヤとチューブを替えたあとはブレーキの調整、普通に乗っても気がつかないのだが、車輪を浮かせて回すと前後ともブレーキシューとリムが僅かに擦れる音がする。ほんの僅かだから、回転させて直ぐ一定の位置で止まってしまうというほどでもない。とりあえず早く乗ってみたいという欲求に負け、シューとリムのクリアランスを広げてごまかしたが、いずれスポークの調整しないといけない。、リムの振れは左右方向に加え円周方向のゆがみもあり、タイヤを高速回転させると車体が上下動するからいずれ時間を掛けて直そう。変速もトップギアが完全にかみ合わず僅かにガリ音が出る。こんな程度に整備された自転車は世の中に五万とあるから、まぁ並みのレベルと思うしかないか。それにしてもこれを調整済みというのはどうもいただけない。うるさい人なら多分評価は「どちらでもない」か「悪い」であろうが落札から到着までの対応も早かったし、送料も価格もそれなりに安かったので一応「非常に良い!」にしておいた。チト甘かったかな^_^; 新しいおもちゃを手に入れて「あそこをこうして、ここはああして・・・」とまた構想がどんどん広がる。明日はスクーター出勤をやめてこの自転車で行って見よう!

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2011年4月 5日 (火)

隠蔽配線

 久々にブログタイトルどおりの「つくろ!」のネタ (*^_^*)
昨夏、訳あって住まいを取り壊すことになった親戚から「処分費用がかかるので、使えるなら家電でもエアコンでも欲しいものがあれば何でも持って行って!」って声がかかった。さしあたり必要でもないけど、お金をかけて処分するくらいなら、とりあえず使えそうなものはもらっておこうかと出かけてみたら、どれもまだ新しいものが多く、処分するには忍びないものばかり。その後、改めて出直し一日がかりで我が家で使えそうな家具や家電やら、工具なども持参して冷暖兼用エアコンも3台を取り外して運んできた。

 我が家では、風通しの良い今の場所に引越して以来、エアコンなんてさほど必要とせず暮らしてきた。その引越しの際に持って来たたった1台のクーラー(死語?)といえばもう骨董品的代物。それは今どきの効率の良いエアコンと違って、大電力を消費するし音はうるさい。しかし、まだまだ充分冷えるし使うのはひと夏でも暑くて我慢できない日中のせいぜい3~4日の間のわずかな時間だけだから、これまで買い換えや増設なんて全く考えもしなかった。これからだって直ぐに必要でもなかったが、何より放っておいたら処分されるものだし、あればあったで年中快適に過ごせそうだからと頂いたエアコンは丁寧に掃除して、いずれは取りつけようと保管しておいた。
 春先のポカポカ陽気に誘われ、そろそろそのエアコンでも取りつけしようかと準備を始めることにした・・・。だが、昔と違って今はエアパージもはばかられるご時勢、そこで出来ることは出来るだけDIYで、機材や技術のないところは知り合いの業者に依頼し共同作業で始めることにした。
 後付けだからコンセントの準備も何も無い。分電盤から3台分をそれぞれ新たに電線を引かなければならないが、露出配線だけはどうもいただけない。かといって完全隠蔽にするのはプロの電気屋さんも尻込みするほど手間がかかって難しい。しかしそこは手間暇いとわないアマチュアなればこそ、閑を見つけては床下や天井裏を行ったり来たり、隙間を探しては貫通できるかどうか探りを入れる日々。そしてとうとう床下の土台に1箇所穴を開けるだけで全ての部屋まで壁の間を通って天井裏まで行けるルートを開拓?。最初は太めのフレキ管を通してそこにケーブルを通す予定だったが、どうせ見えないところだし、後々また別のケーブルを通すことも無いだろうと思い、床下の土台に22ミリの穴をゴリゴリ・・・ ここから壁の間を直に電線を通し天井裏まで。一階天井隙間からはまた貫通できる壁の隙間を探して2階にあるそれぞれの部屋の天井裏まで通線ガイドのワイヤーやFRPのポールを通し狭い天井裏作業は完了、かくして全線隠蔽の通線は終了。あとはプロの業者の結線と共同で本体設置作業を残すのみ。  

 ところがそんな準備がやっと整ったところで今回の大震災”! それに続く電力不足の計画停電に加え節電キャンペーンが声高に叫ばれる!(>_<) ご時勢に逆行するような行為だが、ここまで準備しといて今更引くわけにはいかないし、これで止めてエアコン3台処分なんてもう考えられない。まぁ設置しといてなるべくスイッチを入れなければいいということで・・・<(_ _)> 設置作業は続行しまぁ~す(~_~;)  予期せず手に入った3台ものエアコンだったから、1台は現在製作進行中の「屋根裏隠れ家?」用にとの目算は見事にはずれ、おっ家内と娘の要望どおりの部屋にそれぞれ納まることになったのは残念!泣く子と女房には逆らえませぇん ww! ところで毎度のことながら、作業に熱中し途中経過の画像を撮ったつもりがブログアップの時点で探したのですがありません やっぱり忘れていたんでしょうかねぇ 

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