除雪機修理
春も3月半ばというのに、豪雪地の我が家の周辺はまだ2mを越える積雪の中。大雪のこの冬の積雪は一時3mを越えたが次第に減ってきてるとはいえ、屋根の真下はまだ5mもの雪が2階の窓の高さまで残っている。もちろん1階部分は完全に雪に埋もれているから真っ暗だ。
先日、少し春めいた陽気となってきたのでせめて2階の窓だけでも開けようと除雪を始めたのだが、どうも除雪ロータリーの調子が悪く、投雪ロータが激しく振動しそのうち全く雪を飛ばさなくなってしまった。オーガベルトが切れたことが原因だ。昨日今日は真冬に戻ったかの様な吹雪だから、窓周りの除雪を休んでその間に壊れた除雪機を修理屋に持ち込んで直してもらおうかと思った。しかし、ベルト交換程度の修理ならDIYで出来そうだと思い、除雪機を観察したら、意外に簡単に直せそうだと判ったので自分でやってみることにした。
我が家の除雪機、YAMAHA YSM555という20年も前の機種だからメーカーHPからも資料や情報が削除されている。だから自分で工夫しながらやってみるしかない。車庫に持ち込んだ除雪機をじっくり見てみると大まかにエンジンが乗った走行駆動部と投雪部の2つからなり、お互いが左右3本ずつのボルトで固定されているだけ。ところが実際は下側2本のボルトが振動で脱落し立った4本で止まっていただけだった。残っているボルトを緩めて分離したらベルトを交換できそうという推測でやってみたら、意外というか案の定というか、あっさり分離できた。「こんな簡単に外れていいの?」っていう感じ。実際の作業ではもうひとつ、投雪シューターを回転させるウォームギアを取り外すことが必要だが、これもたった一本の割りピンを抜くだけ。後は新しいオーガベルトを取り付けて元に戻すだけだから作業時間も1時間程度のはず・・・
ところが、永年の酷使?で固定部分のフレーム鉄板にひび割れが見つかった。明日は作業再開という目算がはずれ修理は中断。今まで使っていたのだからこのまま使っても良いのだが折角分解したついでだから明日にでも溶接修理をやってしまおう。振動の原因のひとつはこれだったのかもしれない。20年も使ったとは言え年間50日の使用で一回1時間として、延べ使用1000時間程度と思われることからまだまだ働いて欲しい。メンテさえ怠らなければもう暫くは大丈夫だろう。 豪雪地では一般家庭でも除雪ロータリーは必需品。それも出来れば大小2台。広い面積や硬く締まった雪は20馬力程度の大型が必要。緩んだ高い雪の山に上がったり窓際の狭いところは小さくて軽いのも必要。だからこいつも絶対に必要。今回の費用はベルト1本2050円也 溶接作業はDIYで0円 ついでに振動で脱落したボルト2本の補充で100円。修理工場に引き取り修理納品を依頼したらいったいいくら位かかるんだろう? エンジンやキャブレターの修理だと手に負えないかもしれないが、この程度ならスパナ1丁あれば誰だって出来そう、やってみるもんだ。(*^_^*) この当時の5馬力クラスの機種はYAMAHAもHONDAも同じような構造だから多分似たような手順で走行ベルトもオーガベルトも交換できるはず、それぞれが自己責任でやってみましょう。
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