ピクニカを磨く
手に入れた錆落し剤「RSR-2」を使ってみたくて、とりあえずピクニカ2号の1本スタンドを実験台に錆取り効果を試してみた。宣伝文句には「刷毛で塗って1~2分放置するだけ・・・」と書いてあったが、程度の軽い錆なら全くその通りであった。塗って放置した後、水洗いするだけでホントにピカピカ面が甦ってきた(*^_^*) (Before→After画像参照)ホントこれは簡単だ(^^♪ 今まではコンパウンドを使ってシコシコ手が痛くなるまで磨いても、入り隅など手が入らない部分が綺麗にならなかった、ところがそういった隅々のサビが簡単に落ちる。850cc・2600円とさほどお高いという程の値段では無いからこれは使える。だが処理後部品の水洗い・中和が不十分のままで数10分程度そのまま放置した物の表面を白いウエスで拭くと、わずかだが赤サビ色が付いてしまうほどすぐに薄錆が出るから要注意である。水でよくよく洗浄し、乾いたら出来るだけ早めにクリアを吹くかワックスなどで錆止めしないといけないようだ。
軽い錆には効果絶大だったが、メッキ層が浮くほどの錆はさすがに簡単には分解できない。塗っては洗いを二度三度繰り返したが表面がきれいになるだけで浮いたメッキ層が「ピカピカのアバタ状態」のままだ。メッキ層下の鉄表面が錆びているのだから仕方が無い(T_T) 迷った挙句 表面を400番程度の耐水ペーパーで軽く磨いたら、錆色が浮き出してきた。その後もう一度RSR-2で処理して終了。見違えるほど綺麗になった。
調子に乗って次は後輪を分解しバンドブレーキのハウジングの錆を落としてみた。ここはスタンドとは異なり分解にも手間取るし、錆の程度も比較にならないほどひどい。スタンドと同じように処理を繰り返したが、メッキ面積が大きいだけあって新品の艶は出てこない(T_T) ここも最後は耐水ペーパーで磨いて、最後にコンパウンドで磨きをかけて錆止めのクリアを吹きつけて完成。全体には霜降り状態の表面だが赤錆だらけがここまで光りが甦って満足。ついでに前後輪のベアリングのグリス交換を玉当り調整・・・これで足回りは新品同様??
ここで止めようと思ったが止まらず、お次は赤錆の棒のような無残なチェーンのお手入れ。ピクニカのチェーンは特殊なピッチでオリジナルサイズだからもう手に入らない、これが切れたらそれで一切おしまい・・・しかしこの自転車の性格からして長距離を走りこみチェーンの寿命で切れるということはあまり無いだろう。これまでは錆はそのまま、無理やり油まみれにして使っていたのでチェーンリングもチェーンケースも錆色の油まみれだった。先ずは外して灯油に漬け込んで脱脂。油が落ちた表面は兎に角ひどい錆だから、とりあえずワイヤブラシで表面の錆を落としてみたが効率的ではない(+_+)
迷った挙句、いささか乱暴な方法だがチェーンをバイスで挟みワイヤーカップブラシで磨いた。やってみたら効果テキメン、金属の肌が見えるほど綺麗になった。側面が綺麗になるとローラー部分の錆が目に付いたのでここも同じ方法でさび落とし。長いチェーンの4面を全て磨くのは結構手間がかかったが、ここまで綺麗になれば錆処理剤RSR-2の必要も無いだろう。最後にもう一度灯油に浸して錆粉を洗って組み込んでみた。 注油してペダルを回せば実にスムーズに回る、これまでのギコギコ音に比べたら雲泥の差、新品同様だ!! ペダルを止めるとフリーが「チッチッチッチッ・・・」と心地いい音を立てている(*^_^*)。出来ればフリーも分解したいところだが専用工具が無いと無理だ。でもしつこいほど洗浄剤をスプレーして洗ってあるから多分内部まで綺麗になってるだろう。 更に調子に乗って次にフロントキャリパーブレーキの磨きまで始めてしまった。猛暑の日曜の午後、暑さを忘れ(る訳がない(~_~;))シコシコ自転車磨き・・・ かなりオタクな休日であった(^^♪ ピカピカピクニカのお披露目を近日中に出来るだろうか?? 部分的なゲリラ的ピカピカ作戦だから、全体像の公開はまだまだ先になるだろう (*^_^*)。
| 固定リンク
| コメント (4)
| トラックバック (0)
最近のコメント